クリケットの戦略(4)

クリケットは上から順番にクローズしていくことがセオリーです。 初心者であろうがプロであろうが、下のナンバーから狙う方はそういないでしょう。 しかし、プロの試合を見ていると、時折15や16が開いているにも関わらず、ブルにトライする光景を目にします。 ブルを先に閉めるという作戦はどのような効果があるのでしょうか。

ブルを先に閉める効果とは

まず、以下の試合動画をご覧ください。 (36分ありますので、お時間のある時にゆっくりと見てくださいね。)
鈴木猛大 VS 江口祐司
第1SETの2REG目、江口プロはなんと20、19と閉めたところでブルを狙いに行きます。 おそらく鈴木プロは19を閉められた時点で18に来ると予想していたでしょうから、ブルを閉められた時点で少なからず動揺したことでしょう。 普段なら大抵の試合ではMPR4.00はキープしている鈴木プロが、このREGではスタッツ2.75と大きく落としてしまいます。
ダーツはスポーツですが、身体能力と同じくらい精神状態が結果を大きく左右します。 普段の練習であれば簡単にできていることであっても、試合となると緊張して普段の力を発揮できないことも多々あります。 セオリー通りに上から順に狙うということは相手にとっても予想範囲内の展開になりやすく、ある程度落ち着いた状態で投げることができます。
しかし、相手が自分の予想に反するターゲットを狙いに行くと、多かれ少なかれ心境に変化があり、緊張状態となります。
このように、セオリー通りに攻めても勝ち目が薄いと感じたときや、何かアクセントを加えたいときなどには、ブル先閉めは効果的だと言えるでしょう。
しかし、セオリーに反する攻め方というのは、狙い通り入らないと効果が薄いどころか、非常に効率の悪い攻め方になってしまいます。 相手にダメージを与えるという意味合いも含めて、ブルを先に閉めるときには確実に決めたいところです。 となると少なくとも50%以上はブルに入れられるレベル、最低でもAフライトぐらいからが有効な攻めと言えるのではないかと思います。 C〜Bフライトの方はセオリー通りに上から順番に狙うことをお勧めします。

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