テイクバック

ダーツを投げるための動作はいくつかの段階に分けられます。 グリップ、セットアップ、テイクバック、リリース、フォロースルーなどが挙げられますが、今回はその一つ、「テイクバック」について私の考えをご紹介します。
テイクバックは、ダーツを投げるときに腕を振るための反動をつけるための動作です。 野球のスイングや、ゴルフのスイングでも、振る動作の前には後ろに引いて溜めを作る動作がありますが、それと同じ役割を果たす動作です。

本当に正しい?その知識

テイクバックについては資料やDVDなどで様々な方法が述べられています。 私が見たものをいくつか挙げてみましょう。
・ゆっくり引いて速く出す
・利き目に向かって引く
・力を抜いて引く
・肘は動かさない
・引ききったときに止めてはいけない

どうですか?今まで見た資料でこのような情報を見たことがないですか。
確かに、理に適っている論もありますが、それが万人に対して絶対とは言い切れないものがほとんどだと思います。 私は上記の中で誰に対しても正解と言えるものは一つしかないと思っております。

テイクバックで大事なこと

上記の中で正解と言えるものは「力を抜く」だけだと思います。 しかし、テイクバックで最も大事なことは「窮屈な形にならないこと」です。 「利き目に引く」や「肘を動かさない」などは、理想の形ではありますが、そればかりを意識して、テイクバック自体が窮屈な形になってしまっては理想とは言い難いです。 極端に言えば、私はテイクバックは無くても良いと思っております。 野球やゴルフのスイングは、遠くに飛ばすためのスイングスピードが必要となるため、テイクバックは必須と言えます。 しかしダーツにおいては、必要なのはターゲットに届かせるためのスイングスピードであり、それ以上のスピードは絶対に必要なものとは言えません。 もちろん、スピードを出すことでコントロールが安定することもありますが、最低限のスピードがあれば問題はありませんし、テイクバックをしなくとも十分な飛びは得られます。 現にプロでも安食賢一プロや鈴木聡プロのようにほとんどテイクバックをしない選手もいます。 特に鈴木聡プロはほとんど引ききった形からスイングしてますが、矢速はとても速いです。
鈴木聡プロの試合動画
決して、テイクバックをしない方が良いということではありません。 テイクバックをすることが窮屈になってしまうのであれば、なくても良いというのが私の理論です。 良い飛びのためにはとも関わってきますが、ダーツを飛ばすために必要な力は最低限のスイングスピードを出すための腕力と、 腕を振ったときの遠心力に耐えうるだけの握力だけです。 それ以外の筋力はできるだけ抜いた方が練習するにつれて安定した飛びを会得しやすいです。 試しに腕相撲のように腕に力を入れて投げてみてください。 非常に難しいと思います。
この「全体の力を抜きながら」、「腕を振る力」と「グリップ力」のバランスを取ることが難しいので、それを意識しながら練習してみてください。

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